ふさふさなブログ~ゲーム・デザイン・小説・雑談色々やってます~

lolというゲームやPS4のゲームのトロコン記事、自作の小説の事などを記事として書いていきます!

【映画】ジョーカー:見どころ一杯!じわじわと悪に落ちていくジョーカーの姿を描いた話題作の感想

今話題の映画「ジョーカー」を見てきました!
今回はその「ジョーカー」という作品を出来るだけネタバレ無しで感想を書いていこうと思います!

 

感想を言う前の前知識

本作は人気シリーズの「バットマン」のスピンオフというか、時系列で言うと一番最初の作品です。
ジョーカー(本作品)→バットマンビギンズ→バットマンダークナイト→バットマンライジングという順番になります。

 

本作はそんなバットマンシリーズでも一番人気の作品「バットマンダークナイト」の敵役「ジョーカー」が主人公の作品です。

 

本作はジョーカーがジョーカーになっていく過程を描いた作品です。
なぜジョーカーは悪に落ちたのか?そこが色濃く描かれた作品になります!

 

彼の人生は常に悲惨であった

映画はジョーカーことアーサーがピエロの格好で閉店セールの店のプラカードを掲げながら踊って客引きをしている場面から始まります。
そんな彼をからかう集団にプラカードを奪われ、追いかけますが返り討ちに遭い、金を奪われると言う初っ端から辛い始まり方をします。

 

尚アーサーは何ともない場面で笑ってしまう『失笑恐怖症』の持ち主です。
そのおかげでカウンセラーや薬の服用も多くしています。

そんなアーサーを襲うのは更に悲劇、悲劇、悲劇。
アーサーの人生において幸福な事は何一つ起こりません。
基本的に何か人生の支えになっている物(例えば母親)が一つ一つ全て壊れていきます。
その際にアーサーは何も悪くありません。

アーサの人生の転機はアーサー自身が生み出した

”不幸な事しか起こらない”そんなアーサーの人生は彼を更に追い詰めます。
電車でガラの悪い男の三人組の前で『失笑恐怖症』を発症してしまい暴行を受けます。
その三人組を銃で殺してから彼の行動は少しずつ変わっていきます。

 

電車でピエロの仮面をかぶった男が三人組を殺したというニュースが世間で流れ始めると、殺人者と蔑む者と英雄と称える者が真っ二つに分かれていました。
というのもこの「ゴッサムシティ」は裕福層と貧困層の差がかなり激しく、批判しているのは裕福層、褒め称えているのは貧困層と言う図式が成り立っていました。
この辺りは後に続くバットマンシリーズのゴッサムシティの元凶の様な感じですね。
しかし、その事件とは別にアーサー個人にはどんどん悲劇が巻き起こってしまいます。

とうとうアーサーからジョーカーに

彼の身の回りに起こる悲劇にとうとう自身が耐え切れなくなっていった彼は今までしてきた我慢をしなくなりました。
そこからはダークナイトで馴染みのあるジョーカーのメイクを始めます。
その後はアーサー自身が何の中ともなく人を殺したりと、最終的に町全体で暴動が起き始めるという結果になります。

 

husahusaの感想

ジョーカーことアーサーがどんどん悪に染まっていく様を2時間かけて描いたこの作品は本当に面白かったです!
アーサーが不順で仕方なく、同僚にも裏切られ、何の意味もなく襲われたりします。
アーサーが一番初めに殺した三人組も普通に正当防衛ですからね?(まあ殺人罪ですが)
作中アーサーの方から喧嘩を売る事は一度も無かったです。
本来は心優しい人間なんだなと思いました。

 

そんなアーサーが数々の不幸で悪に落ちていく様は、ある意味こうなってしまうのもしかたないと感じました
元々家庭環境や病気などで壊れ気味なアーサーを更に壊していったらどうなるのか?そんな作品です。

 

コンセプトだと勝手に思っている。

ジョーカーがジョーカーたる所以を描く

というものが凄くうまく描かれていると思いました!

 

またバットマンが誕生した理由も最後の方で描かれています。
(ビギンズで言われていた昔両親が殺された~の話の部分)

 

個人的にすごく楽しめた作品ですし、バットマンシリーズを見た事が無い人でも問題ないです。
寧ろ時系列とかを考えても本作を一番最初に見た方がいいまであります!
是非映画館に見に行ってみて下さい!